
インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
猪尾 溶接の知見はまったくなかったものの、1995年頃に友人の会社に誘われ、溶接工としてのキャリアをスタートしまして。製缶加工や組み立て、圧力配管、船舶修繕など、さまざまな技術を磨いてきました。でも、工場勤務ではお客様から直接「ありがとう」という声を聞く機会が少なかったんです。もっとお客様の喜ぶ顔を見たいと思うようになり、独立を考えました。
狩野 「ありがとう」と言われると嬉しくなりますよね。それにしても、出張溶接とは初めて聞きました。
猪尾 お客様の多くが急な修理対応を求めています。自分にできることは何かと考えたときに、出張スタイルを思い付きました。
狩野 お客さんの「困った」「助けてほしい」に応えるための出張なのですね。それにしても、施工事例を拝見して仕上がりがとてもきれいで驚きました。私も高校生のときに溶接の資格を取得しましたので、猪尾代表の技術の高さはよく理解できます。実際、どのような依頼が多いのでしょうか。
猪尾 企業様の機械や設備の修理のほか、個人様宅の門扉修理も行いました。例えば以前、錆びてぼろぼろになった門扉の下部を切断し、新たに角パイプで製作したものと交換する工事を行いました。門扉全体を交換するのではなく、傷んだ部分だけを修理したいというご要望にも対応しています。
狩野 門扉を取り換えるとなると、費用がかかりますから、必要なところだけ修理したいという需要は多いでしょうね! では、仕事をするうえで大切にしていることは何ですか?

狩野 お客さんとのコミュニケーションを大切にされているのですね。今後の展開も楽しみですね。
猪尾 そうですね。法人化も視野に入れつつ、今まで対応できなかった修理を受けるためにも、設備を拡充していきたいと考えています。
狩野 出張溶接のサービスを知れば、買い替えるのではなく、修理という選択肢が生まれますね。これからも、困っている方を助け、「ありがとう」を増やしてください!
「仕事を楽しむ」とは‥
お客様の笑顔が何よりのやりがいとなっています。「助かったよ」「ありがとう」というお言葉が、仕事の楽しみとなっているんです。
(猪尾亘)