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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

愛車のへこみに迅速対応 熟練のデントリペア技術
でんと屋さん 代表 安井和

 
プロフィール 岡山県出身。高校では自動車科で学び、専門学校で自動車整備士の資格を取得後、鈑金塗装会社に就職。10年の経験を積んだ後、鈑金塗装よりも安価でスピーディに対応できるデントリペア技術を習得し、岡山市北区にでんと屋さんを開業した。多種多様な専用工具を使った熟練の技術により一つひとつの案件に真摯に向き合う姿勢が、多くの顧客から信頼を集めている。
 
 
 
車の在り方は、そのまま持ち主の在り方でもある。車好きであれば、愛車のメンテナンスにはこだわりたいもの。ついてしまったへこみをそのままにして乗り続けるのは、やるせないだろう。でんと屋さんの安井和代表が強みとしているのは、まだ日本では馴染みの薄いペイントレス・デント・リペア。従来の技術では実現不可能だったコスト・タイムパフォーマンスで顧客の愛車を守ること、それが安井代表の仕事に対する信条だ。
 
 
 

鈑金塗装業界からデントリペア職人に転身

 
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インタビュアー 亀山つとむ(野球解説者)
亀山 本日お話をうかがうのは、デントリペア専門店でんと屋さんの安井代表です。私も球界きっての車好きを自負しているので(笑)、お話をうかがうのをとても楽しみにしていました。ホームページに「車のへこみが直れば心のへこみも直る」とありましたね。そもそもデントリペアというのは、どのような技術なんでしょうか。
 
安井 デントリペアは、簡単に説明すると、車のへこみをパテや塗装を使わずにデントツールという専用工具を使って修理する技術のことなんです。
 
亀山 専用工具だけで? それはすごい! 安井代表はもともと車がお好きだったんですか?
 
安井 はい。実は高校も自動車科でして、専門学校で整備士の免許を取得した後、10年ほど鈑金塗装の会社に勤めました。
 
亀山 なるほど、生粋の車好きでいらっしゃるんだ! デントリペアに注目したのはなぜなのでしょう。
 
安井 鈑金塗装って、大がかりな修理なんですよ。長く修理業界に携わるうちに、車になるべく負担をかけない技法としてデントリペアを学びたいと考え、デントリペア業界に飛び込みました。