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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

ピアノの気持ちを通訳し 弾き手と創り上げていく
しみずぴあの工房 代表 清水照美

 
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インタビュアー 矢部美穂(タレント)
矢部 ピアノの調律や修理を手がけるしみずぴあの工房さん。まずは清水代表の歩みを教えてください。
 
清水 幼い頃からピアノを習っていて、高校在学中にピアノ調律師の仕事を知り、国内楽器メーカーの調律師養成学校に入学したのが始まりです。卒業後は同社に就職し、21年間、製造・調律・修理・販売のすべての業務に携わってきました。
 
矢部 素晴らしいキャリアですね。独立されたきっかけが気になります。
 
清水 メーカーの社員としてさまざまな経験をさせていただく中で、自分はやはり調律師の仕事に専念したいと思い独立を決意しました。古いピアノでも調律次第で良くなりますし、思い出の詰まったピアノを長く大切に使って欲しいという気持ちも大きかったんです。
 
矢部 清水代表がピアノを調律するうえで、心がけていることはどんなところでしょうか?
 
清水 今まで1万6000台以上のピアノを調律してきた中で、ピアノは生きていて、年数が経過するほど個性や意思を持つのだと実感しました。加えて、ピアノは設置環境や使用頻度などでも響きやタッチが変わってくるんです。ですから、ピアノそれぞれの状態に合わせて調律することを心がけています。先日うかがった施設では、ピアノが痛そうにしていると演奏者に伝えたところ、音が鳴らない理由がわからず、力任せに弾いていたことがわかったんです。そこで演奏者のご意見もお聞きし、ご希望の状態に調律しました。
 
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矢部 演奏する人とピアノ、双方の悩みを解決し思いをつなげる。まさに通訳者ですね! 今後についてはどうお考えですか?
 
清水 昔ピアノを購入し弾いていたけれど、今は使用していないという方は多いと思います。そんな方には「久しぶりにピアノに触ってみませんか?」と伝えたいです。ピアノはきっと喜びますし、弾き手に元気を与えてくれると思います。ピアノを弾くのに年齢は関係ありませんから、老若男女の方に弾いていただきたいですね。また、ピアノの部品を見せながら解体していき、再び演奏可能な状態に戻すピアノ解体ショーも行っていまして、音の出る仕組みや美しい音色を奏でられる理由などを知ってもらうことで、子どもたちにピアノに興味を持ってもらえる機会をつくっていきたいです。
 
矢部 中身を知れば愛着が湧きますし、メカニックな構造に興味を持つお子さんもきっと多いはずです。これからも多くの方にピアノの素晴らしさを伝えていってくださいね!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
人生を楽しむことです。ピアノの声に耳を傾け、音創りに全集中する瞬間が楽しいです。たった今やるべき事に100%全集中できたら、どんな仕事でも楽しめると思います。やらざるを得ないこともです。
(清水照美)
 

:: 事業所情報 ::

しみずぴあの工房

〒379-2212 群馬県伊勢崎市堀下町1165-1

ホームページ
https://shimizu-piano.jp