耳鼻咽喉科といえば、耳や鼻に不調を感じるときに行く場所というのが一般的なイメージ。しかし、それらの症状に限らず、風邪を引いたときなどにも適切な治療を行ってくれる場合もある。昔ながらの町医者のような小規模で身近な医療機関だと、なお通いやすい。ふぁみーゆ耳鼻咽喉科クリニックは、まさにそのような医院。患者とその家族に丁寧に寄り添ってくれる院長の髙橋雅章氏に、詳しく話をうかがった。
耳鼻咽喉科が少ない地域待望のクリニック
髙橋 ええ。もともとここは父が営む歯科医院で、30年以上経営していましてね。私の代で耳鼻咽喉科にしたんです。2023年の4月に開院しました。
千葉 30年以上ですか。本当に長く地域の方々とお付き合いされてきたのですね。分野は違うけれど院長が同じ医療関係の道に進み、跡を継がれたことをお父様は喜ばれているでしょう。
髙橋 昔から「好きなことを自由にやればいい」と言われて育ってきました。しかし、自然と私も似たような道に進みたいと思いましてね。実は鴨川市で耳鼻咽喉科が開業するのは数十年のぶりのことで、「待望のクリニックができた!」と地域で話題になったんですよ。
千葉 数十年振りとは驚きです! 地域の方々にとって、とても喜ばしいことだったのではと思います。
髙橋 耳鼻咽喉科を設けている総合病院はあるものの、クリニック規模では当院くらいです。来院される方も赤ちゃんから年配の方まで、年齢でいえば0歳児から90歳を超える方までとかなり幅広いですね。