インタビュアー 石黒彩 （タレント）
Matt ありがとうございます。以前、ダンスの本場である米国のスクールの練習風景を見て、日本でも再現したいと思い、カナダのガレージハウスをイメージしてつくったんですよ。
石黒 これほどの規模のスタジオは、首都圏では珍しいと思います。お聞きしたところ、健康で持続可能な生活スタイル、いわゆるロハスを取り入れておられるとか。
Matt そうなんです。実はこのスタジオの壁も、珪藻土を塗って私が自ら作業しました。さらに、化学薬品などを含まない天然の木材を使用し、内装なども自作したんですよ。子どもたちの健康を重視し、まさしくロハスな環境づくりに努めています。
石黒 それはすごいですね！ スクールの生徒さんやその親御さんも安心でしょう。ちなみに、こちらには何歳くらいの子どもたちが通っているのですか？
ダンスを通じ、子どもたちの成長をサポート
石黒 日本でそれほどダンスが身近ではない時代から、長く経験を積んでこられたとは驚きました！ Matt社長がダンスを始めた経緯も教えてください。
Matt 私はもともと医療系の仕事をしていました。当時、精神的な病が原因で病院を抜け出し、自ら命を絶ってしまった高齢者の方がいたんです。その出来事に非常にショックを受け、体だけでなく心の健康も大事だと考えるようになり、人を元気にする仕事をしたいと思ったんです。そこで、転職してエアロビクスのインストラクターとなり、次第に本格的なダンスも学ぶようになりました。
