株式会社エヌオー代表取締役の野田充紀氏は、日本トップレベルの2つの大学を中退した経験のある、異色の経歴の持ち主だ。清掃や警備、スーパー、食料品店の勤務など低賃金での職種も多く経験し、そういった過去をモチベーションに仕事に取り組んでいる。勝てる見込みのあるビジネスのみ展開してきたと語る野田社長。アナログでニッチな市場のブルー・オーシャン戦略で、次の一手に挑む。
有名な2大学に合格し、後に起業へ
野田 ええ。私は慶応義塾大学理工学部に進学したものの、後に大阪市立大学医学部に入り直したんです。少し変わった経歴かもしれません。
水野 チラシ配布のお仕事とは結びつかない異色のキャリアですね! どのようなきっかけからこのお仕事に携われたのでしょう?
野田 大学時代から家庭教師として塾を運営しており、その頃からチラシを配り回っていたんです。当時はネットの普及で新聞購読者が激減していたので、新聞の折り込みチラシだけを無料で配布するビジネスがあったら需要があるのではと考えましてね。そこで、今年2023年5月に会社を立ち上げました。生野区を中心に、大阪市から事業エリアを広げていければと考えていますよ。
水野 時代のニーズを先読みして起業されたのですね。事業内容にも興味が湧いてきましたよ! 詳しくうかがっていきたいと思います。