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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

不動産売買から終活まで 悩みを解決する専門家!
Yukimasaコンサルティング 代表 ふじわら真光

 
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インタビュアー 矢部美穂(タレント)
矢部 不動産や終活などのコンサルティングを手がけるYukimasa(ユキマサ)コンサルティングさん。まずは、ふじわら代表の歩みから教えていただけますか。
 
ふじわら 私は高校3年のときに阪神・淡路大震災を経験しました。倒壊してしまった家などを見て、「木造住宅=弱い」と認識しました。そうして大学卒業後は不動産会社に勤務し、戸建の売買に携わるようになりまして。「超耐震!」がテーマの家を販売することになりました。木造なのに超耐震住宅という自分の認識を覆すものに出会い、何がすごいのか夢中で勉強しましたね。しかし、勉強すればするほど、住まいについて信じられない現実を知ることになるのです。
 
矢部 具体的にどのようなことなのでしょう。
 
ふじわら 新築時は耐震住宅だったとしても、壁の中で骨組みの木が腐食したら、十数年後にはその耐震性能が半減していることもあり得るのです。そのような不具合が起こる懸念に向き合わない不動産会社もありますし、断熱材の正しい入れ方を知らない大工さんも多く、結露が発生する住宅が普及されてしまったり、そもそも地盤調査から完成に至るまで、さまざまな部位で適切な施工が行われていない住宅が多かったりするなど、未だに住宅を提供する業界の認識の甘さを嫌というほど見てきました。
 
矢部 そこで、不動産業界の改革に乗り出したわけですね。
 
ふじわら 私にそこまでの影響力も力もございません(笑)。ただ、大手ハウスメーカーの営業を経て建築設計事務所で実務経験と知識を積み上げ、2013年頃から口コミで来られた方に向けて、コンサルティング業務としてスタートしまして。そして今年2023年4月、ご新規の方からの依頼を受ける窓口をつくりました。実を言うと、起業は大切な娘の将来を考えた決断でもあったんです。
 
矢部 これは興味深いですね。娘さんはどのような方なのでしょうか。
 
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ふじわら 中学2年生になった私の娘には、発達障害があります。今も読めないひらがながあるほどですが、障害者認定基準に満たないため、障害者手帳に守られることはなく、健常者として生きていくことになると思います。いじめに遭い学校に通えなくなった時期もありました。そんな娘を一人立ちさせるにはどうすればいいか。考えた私は娘を仕事に同行させ社会という実践の中で勉強させてあげようと決めました。
 
矢部 私も中学生の頃にいじめに遭い、自分をいじめた人たちを見返すため芸能界に入ったんです。ふじわら代表のおっしゃる通りだと自分の経験から実感しています。