五十嵐　各レッスンに共通して言えるのは、個人の成長とじっくり向き合える体制にしていることです。それぞれの性格や体格に合わせたプログラムで、無理なく楽しみながらダンスに取り組むことができます。アーティストの振り付けをまねしたり短期にスキルを引き上げたりするやり方と比べると、より深く、かつユニークな指導法かもしれないです。また発表会や町のダンスイベントを企画するなど生徒たちの日頃の成果を発揮できる場所を考えたり、保護者の方々も楽しんで応援・参加できるような非日常な体験や機会をつくったりしていきたいと考えています。
 
八重樫　スタジオの壁にボルダリングの設備があるのを見ただけでも、ちょっとほかとは違うのかなと感じました。
 
五十嵐　ボルダリングや雲梯を取り入れたのは、運動能力を向上させる目的に加え、小道具を使って遊びながらダンスを学べると、もっと広がるものがあるかなと思ったからです。休憩時間に遊んでもらったり振り付けの途中にボルダリングを使った動きや、トランポリンに乗りながらリズムのトレーニングをしたりするなど、遊びを通して体の動かし方、音の感じ方を伝えられたらなと思っています。
 
八重樫　子どもはつまらないとすぐ飽きちゃいますから、遊びの要素があるのはいいですね。特にボルダリングは筋力だけではなく頭もすごく使うから、若いボクサーにもやらせたいです。スタジオを続けてきて、生徒さんたちの反応はいかがですか？