五十嵐　初めは周りの友だちにダンスをしている子がおらず寂しい思いをしましたが、高校に入ってようやく仲間ができ、それからは毎日ストリートでダンスを踊っていました。そして高3の時、東方神起のツアーのオーディションに応募したところ運良く合格できて、大学に通いながら、ダンスでお金をもらうプロとしての生活を送っていました。それが2007年のことで、東方神起とは今も仕事上の関係が続いていますから、もう16年ぐらいになりますね。
 
八重樫　あの東方神起ですか！　ビッグネームと同じステージに立たれたとは、ものすごいご経験ですよ。そんな五十嵐社長が2020年にスタジオをオープンすることになったきっかけは？
 
五十嵐　以前から、10年ほど住んでいる、ここ二子玉川駅のこの町で、私と同じくダンサーの妻LINAが、区民センターに近所の子どもたちを集めてダンスレッスンを行っていたんです。続けるうちに本格的に習いたい子も出てきて、でも小学生が都心に通うのは難しい。だったら、「この町に自分たちが新しいスタジオをつくろう」という話になり、そこから地域密着型ダンススタジオがスタートしました。
 
八重樫　言われて気付いたことがあります。五十嵐社長がスタジオでダンスを教え始めた時期は、ちょうど私がプロボクサーを引退してトレーナーになったタイミングと重なるんです。だから、お互い指導者歴3年ですね。