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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

不屈の精神で常識と闘う シャッター業界の革命児
株式会社PFP 代表取締役 原田和典

 
プロフィール 北海道出身。大学卒業後、製薬会社に2年勤務し、新天地を求め退社する。さまざまな業界を経験した後、通信回線会社に営業職として入社。実績を積み、役員に就任した。2015年に通信回線会社での勤務と並行して(株)PFPを設立。独占的なシャッター工事業界に商機を見出し、現在では個人・法人問わず、シャッター工事全般を幅広く請け負っている。【ホームページ
 
 
 
防犯・防火シャッターは、人々の暮らしを守るために欠かせないものだ。しかし、そんなシャッターがどのように流通しているのか詳しい人は少ないだろう。ニッチな世界だからこそ参入できれば必ず勝てると考えたのが、株式会社PFPの原田和典代表取締役である。大手メーカーの寡占状態だった業界で居場所をつくる苦労は、並大抵ではない。しかしそこで奏功したのは、原田社長がボクシングで培った、諦めない心だった。
 
 
 

ボクシングとシャッター、共通点はガード力

 
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インタビュアー 八重樫東(元ボクシング世界王者)
八重樫 本日は、首都圏を中心にシャッターの取り付けや修理などを行い、シャッターのプロフェッショナルとして活躍されている株式会社PFP(オールシャッターサービス)さんにお邪魔しています。実は、私と原田社長には、ボクシングという共通点があるんですよね。
 
原田 そうなんです。私の父は、八重樫さんと同じボクシングの世界チャンピオンだったんですよ! 私自身も大学時代はボクシングに熱中しておりまして、八重樫さんとは共通の知り合いもたくさんいるんですよね。お会いできて、光栄です。
 
八重樫 こちらこそ嬉しいです! ボクシングとシャッター、共通点はガードが固いということかな(笑)。原田社長は、ずっとシャッター業界で働かれているんですか?
 
原田 いえ、大学を卒業してすぐは、製薬関係の会社に勤めました。2年ほど勤務する中で、自身が求めているものと何か違うのではと感じるようになりまして。いろいろな業界を経験してみることにしたんです。その後、通信回線の会社に転職して営業に励み、役員に就任しました。シャッター事業を始めたきっかけは、たまたま飲みに行った先の常連さんに、「学校のシャッターに安全装置を付ける職人さんを紹介してくれないか」と頼まれたことだったんです。