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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

建設とITを融合し
まだ見ぬ可能性を探求

 

建設と社会の接点にSNSやAIを積極活用

 
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水野 あらためて、両社の事業内容を詳しく教えてください。
 
石綿 IXI CAPITALは、戸建て住宅やマンションのリフォームをはじめ、改修工事、内外装工事なども手がけています。3S3は、今スタートしている範囲だと、行政の補助金制度への申請サポートやネット通販、ホームページ作成、Webマーケティングなどがあります。まだ準備中のアイデアも多く、真の独自性を発揮するのはこれからになりますね。
 
水野 新しいフィールドで挑戦したいアイデアがたくさんあるようですね。でも、まったくの異業種に携わるとなると、ご苦労も多かったことでしょう。
 
石綿 初めは、パートナーが言っていることの半分も理解できませんでした。周囲の人からは、「異業種の人と一緒に仕事してケンカにならないの?」と聞かれることもありますね。でも、ジャンルが違い過ぎると、かえってぶつからないものだとわかりました。ただただ、尊敬の念を抱くばかりです。お互いの仕事を尊重し合い、大きな刺激を受けて成長につながっていると実感しています。
 
水野 素敵な関係性だなぁ。ITのノウハウを使えるようになったことで、これから建設分野への提案も増えていきそうですか?
 
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石綿社長と脇を固めるパートナー陣
石綿 当然そうなることを目指しています。例えばSNSなどのソーシャルメディアは、ちょっとした広報を除けば、建設業から遠いツールです。これをどう変え、建設の仕事と並行するようなコミュニケーションの手段にできるか。ホームページも従来のような企業の掲示板にとどまらず、もっと機能を拡張できないかと考えています。
 
水野 そのためには、お客さんがどういったサービスを求めているのか、しっかりと把握する必要がありそうですね。
 
石綿 おっしゃる通りです。まずは丁寧にヒアリングし、最適な解決策を導き出したいと思っています。その中で考えているのが、AIの活用です。昨今、建設業はどんどん人材の数が減っています。なるべく事業の中心の仕事に人材を多く割けるように、例えばカスタマーサービスの部門をAIに代わってもらうといった提案をしているところです。