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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

建設とITを融合し まだ見ぬ可能性を探求
IXI CAPITAL Inc./3S3 Inc. 代表取締役 石綿勇介

 
プロフィール 神奈川県出身。2014年に個人事業として事業を始め、2022年に総合建設業(株)IXI CAPITALを創業。リフォームを中心に改修工事・内外装工事などで実績を積む一方、従来の建設業界が正面から取り組んでこなかったIT事業に可能性を見いだし、専門知識を持つ知人らと2022年に(株)3S3を設立した。建設業とソーシャルメディアの有機的な関係やAIの導入、また一般を対象としたコミュニティ創造にも意欲を見せる。
 
 
 
建設業とIT、今まで接点の少なかった2つの分野の融合を試み、新たな価値を生み出そうとしている総合建設業、株式会社IXI CAPITAL(イクシーキャピタル)およびIT事業、株式会社3S3(スリーエスキューブ)の石綿勇介代表取締役。経験豊富な経営者でありながら「受け身に回らず、新しい仲間とアイデアを出し合い、試行錯誤を繰り返すプロセスが何より楽しい」と語る石綿社長に、IT進出の経緯や温めている新事業のことなどを語ってもらった。
 
 
 

建設業とIT事業の融合

 
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インタビュアー 水野裕子(タレント)
水野 神奈川県西部エリアで総合建設業を営む株式会社IXI CAPITALさんと、ITを駆使した幅広い事業に取り組む株式会社3S3さんの両社を率いる石綿社長にお話をうかがいます。建設業とITとは、あまり聞かないユニークな取り合わせですね!
 
石綿 いろんな人に「何で?」と不思議そうな顔をされます(笑)。私はもともと建設業をメインに取り組んできており、IXI CAPITALは個人事業から合わせると10年目に入るところです。3S3は新しい会社で、ITに強いビジネスパートナーとの出会いがきっかけで設立するに至りました。
 
水野 異業種交流という言葉は昔からよく聞きます。でも、懇親会などで少し立ち話するぐらいで、新事業に発展するところまではなかなか結び付かないイメージを持っていました。石綿社長とパートナーさんの出会いはとても実り多いものになりましたね。
 
石綿 ええ。彼とは学生時代の同級生という間柄です。以前、彼にとって足りない部分と私にとって足りない部分について話したことがありまして。その足りないものとは、彼にとっては建設物のような“有形のもの”で、私の場合はネットを行き交う情報のような“無形のもの”なんじゃないかという結論になりました。それで私たちは意気投合し、お互いの得意分野を持ち寄って、何かおもしろいことにチャレンジしようとなったんです。
 
水野 足りない部分を補い合うというより、まるで「お互いが持っているものを激しくぶつけ合ったらどうなるかな」とワクワクしているみたいですね(笑)。