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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

それぞれのニーズに応え
ダンスの楽しみを伝える

 

開放感のあるダンススタジオを交流の場に

 
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鶴久 伊與田代表は、中学時代からダンスをずっと続けてきたのですか?
 
伊與田 はい。高校進学後は友人たちとチームをつくってストリートダンスにはまりました。25歳までは会社勤めを続けながらダンス活動も両立し、先輩ダンサーがダンススタジオを開設する際に勧誘があり、会社員として働きながらダンス講師としての活動も始めたんです。
 
鶴久 伊與田代表の人生はダンスとともにあるのですね。ストリートダンスというと、路上で踊っていたのでしょうか。
 
伊與田 ええ、学生時代はお金もなかったのでオフィスビルの空地を利用し、窓の反射を鏡にして踊っていました(笑)。当時は周りに理解してくれる人も少なかったものの、今もつながっている友人はその頃の仲間たちなので、かけがえのない時間でしたね。
 
鶴久 テレビの影響で高校生のダンス選手権がスタートするなど、全国的にストリートダンスが芽吹いた頃を思い出しました! 独立は最初から考えていたのですか?
 
伊與田 最初はダンス講師になることすら考えていなかったです(笑)。先輩に「なぜダンス講師に専念しないのか」と聞かれたことをきっかけに本業にすることを意識し、地元のダンススタジオに転職しました。そうして9年前の2014年にshizuoka BEAT studioを開業したんです。
 
鶴久 今いる、このスタジオですかね?
 
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伊與田 いえ、前のスタジオより広いスペースが必要になり、独立から2年後にここに移ったんです。受け付け兼休憩室はカフェの屋内、スタジオはブルックリンの屋外をイメージし、非日常を体験できる雰囲気をつくりました。ただ、コロナ禍以降スタジオを休まざるを得ないことになってしまったんです・・・。そのような大変な時期もあったものの、オンラインで再スタートしたところ生徒たちもとても喜んでくれて、それを励みにやってきました。
 
鶴久 生徒さんたちが離れなかったのは、伊與田代表のお人柄や人間力の賜物でしょうね。ここはビル6階の開放的なカフェラウンジのような空間で、今日は空に少し霞みがかかっていますが、ロビーからは富士山も見える素敵な場所です。ダンス以外の部分でも交流が生まれる雰囲気が、内装から伝わってきます。ダンスを通して人と出会い成長していく、そんな素晴らしい時を過ごせるのでしょう。