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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

ヤングケアラーを照らす
訪問介護という“光”

 

大切にしたい「思いやり」と「責任」

 
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 思責株式会社という社名をお聞きして、ユニークだなと感じました。どのような由来があるんでしょうか。
 
今井 「思いやり」の「思」と、「責任」の「責」を組み合わせて、「思責株式会社」です。
 
 なるほど、「思いやり」と「責任」。この2つの言葉を今井社長は大切にされているんですね。
 
今井 はい。小学生、中学生の頃は、学級会で話し合って学級目標を決めますよね。でも私の中学生時代の担任の先生は、「私が担任したクラスはすべてこの目標を掲げてきた」とおっしゃって、「思いやり 責任」を学級目標にしたんです。
 
 その先生がずっと大切にしてきた言葉だったんですね。
 
今井 当時は、独断的だと反発もしたんですよ(笑)。でも卒業するときに先生から、「君のことをずっと息子のように思って接してきた」と言葉をかけられて・・・。思い返せば、父子家庭で育っていた私を気にかけてくださっていて、担任していただいた2年間は毎月1回三者面談を開いてくださっていたんです。
 
 それはすごい。今井社長という一人の生徒さんに、真摯に向き合ってくださっていたんですね。
 
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今井 そうなんです。以来、「思いやり」「責任」という言葉が私の中でとても大切な言葉になったので、社名もそこから取りました。
 
 今井社長ご自身は、この「思いやり」と「責任」という言葉をどのような場面で大切だと実感されますか?
 
今井 弊社の訪問介護を必要としてくださる皆様と接しているときですね。また、自分の親族の介護をしているときにも実感します。母と伯父の介護をする中で、思いやりを持って接すること、そして、介護を任された責任を全うすることの大切さを日々実感しています。
 
 今井社長ご自身もご親族の介護をされているということで、そのご経験を利用者の方々と共有できるのも大きな強みですね!
 
今井 はい! 介護を必要とされる方々はもちろん、日々介護を担っている方々を照らす光でありたいと考えています。