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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

日本で使われてきた
優れた医療機器を世界に

 

新型コロナの検査機器も積極的に輸入・販売

 
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石黒 扱っている機器について詳しく教えていただきたいです。
 
加茂 先ほど申し上げた中古のCTやMRIとった大型の医療機器をはじめ、内視鏡やレントゲン装置、超音波診断装置、心電計、血圧計なども取り扱い、販売と買い取りを行っています。医療機関では大体6年から10年ごとに新しい機器を導入するケースが多く、弊社では私が長年業界に携わってきた経験から入れ替えの情報が早く入ります。CTやMRIなどの設置も行っていたので、大型医療機器の搬出などもスムーズに行えるのが特長です。最近は中古以外に、新品の取り扱いにも力を入れていますよ。
 
石黒 新品もあるんですね。例えば、どのような機器ですか?
 
加茂 CTやMRI以外で弊社が特におすすめしているのが、輸入販売しているコロナ検査用高性能小型検査装置です。抗体・抗原・中和抗体の検査ができて、新型コロナにも対応可能です。非接触かつ短時間で検査を行えますよ。抗体検査は約8分、抗原検査は約15分、中和抗体検査は約10分ほどですね。検査精度は99%なので安心です。
 
石黒 いずれの検査も本当に短時間で済ませられるんですね!
 
加茂 例えば抗原検査ですと、鼻の穴に麺棒を入れて抗体を採取し、検体と薬剤を混ぜたものを検査装置にかけて結果を見るというシンプルな方法です。1時間で100人ほど検査することが可能で、検査結果はその場ですぐに数字で印刷され、PCR検査より手軽なんです。
 
石黒 それは多くの施設が助かるでしょうね。設置場所もいろんなところに設置できるのでしょうか?
 
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加茂 はい、ヨーロッパでは医療機器扱いであるものの、日本では医療機器という枠ではないので、いろいろな場所に設置可能です。ノートパソコンを2台重ねたぐらいの大きさですので、病院だけでなく、美容院や整体院でも導入されています。そのほか、便利な使い方としてはミニバンに搭載するなどのやり方があります。最近は、往診を希望される患者さんも多いでしょう。コロナ検査を希望される方がいる場合、車で家の近くまで行って車内で検査することが可能です。
 
石黒 体調などの関係で、家のすぐそばまで来てくれると助かる人という人も多そうですね。
 
加茂 ええ。みなし陽性患者の患者さんの判別もスムーズになるので、民間の検査機関などから問い合わせが増えています。
 
石黒 医療機器に精通した加茂社長が推奨される機器だからこそ、より信頼できると思いました。これから導入する医療機関がますます増えそうですね。