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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

感覚にフォーカスする!
整体コンディショニング

 

感覚にフォーカスしワンストップで解決

 
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水野 森口社長がお客さんをケアするときに、心がけていることを教えてください。
 
森口 お客様の身体に関するニーズのすべてを、ワンストップで解決できるように努めることです。水野さんのように「自分が求めていることに対して、トレーナーが提示する解決策がしっくりこない」と感じるのは、お客様の思いや気持ちの部分を汲み取れていないからなんです。単にインストラクターの知識やノウハウを押し付けるだけではダメで、お客様にどれだけ寄り添えるかを大事にしています。
 
水野 インストラクターの方がそう考えてくれるのは、とてもありがたいし頼りになると思います! 実は私、1ヶ月前にヘルニアの手術をしてリハビリ中なんです。しっかり治さないとまた同じ怪我につながりますし、不調も改善しないままになると思うので、ジムに通って身体をつくり直しているところなんですよ。運動と治療を平行して進めているので、私に適した運動方法とケアの方法を指導してくれる人は、絶対に必要だと思います。
 
森口 それこそ私が目指しているお客様の“感覚にフォーカス”することなんですよ。そもそも、自分がどうなりたいのか、お客様自身ゴールがわかっていないことも多いんです。ですから私の役目は、新しい、なりたい自分を見つけてあげて、それを最短で叶えるために全力でサポートすることだと考えています。
 
水野 頼もしいなぁ。今までのご経験の中で、忘れられないエピソードがあれば教えてください。
 
森口 急遽、女子の体操競技者たちを指導することになったときです。当時はサッカーのコーチを中心にしていた私が女子に体操を教えるなんて前代未聞でした(笑)。しかも前任者は体操経験のある指導者でしたから、なおさらやりにくく感じましたよ。
 
水野 それは大変! どのように取り組まれたのですか?
 
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森口 体操は“体を操る”ものだと考えたんです。それで、身体の使い方や動かし方に重きを置き、今までとはまったく違うトレーニングをしました。生徒も親御さんも最初は戸惑っているようでしたね。でも、だんだんと子どもたちから「トレーニングが楽しい」という感覚が生まれてきて、自然にコミュニケーションが増えていったんです。結果として、みんながとても良い雰囲気になって喜んでくれましたね。
 
水野 なるほど。経験者だと、上辺の技術の指導に陥りがちですから、畑違いの森口社長のアプローチは効果的だったのかもしませんね。私も以前、スポーツニュースの『すぽると!』に出演していたとき、初めて経験する競技を数時間である程度のレベルに到達する必要があって、その際、技術よりも身体の使い方を理解することが重要だと実感しましたよ。
 
森口 さすがです! そこに自ら気付かれた水野さんはすごいですよ。