現場を知ることを最重視
伴走型コンサルティング
都市部とは違うアプローチで地方を元気に!

宮﨑 おっしゃる通りです。土地によってペースがありますよね。今担当している徳島の会社様は時計や宝飾品を扱っています。最初は新企画のコンサルから始まり、今では人材育成までトータルで任せていただいているのですが、あらためて都市部とは違うコミュニケーションの難しさを学んだような気がしています。
宍戸 日本人本来の速度で生きているというか、ゆとりがあるというか。個人的には地方の方とのほうがペースが同じだから接しやすいです。
宮﨑 私も最初の頃は「話すペースが速い」と指摘されることがあって、はっとしたんです。それが抵抗感につながったら嫌だなと思い、それからは地方ではゆっくり話すように心がけています。自分ではコミュニケーションは得意なつもりでした。しかし、地方には都心部とは違うアプローチの仕方があるんだなと思いましたね。
宍戸 でも難しいからこそやりがいも感じるのではないですか?
宮﨑 そうなんですよね。実は組織にいたときよりはるかにやりがいを感じていまして。一人ひとりと全力で向き合ってさまざまな思いを知ることは、大変な分とても楽しいんです。とにかく今は、地方の企業を元気にしたいという思いが強いですね。もしかしたら祖父が奄美大島、父が徳島という地方出身者なので、よりそう思うのかもしれません。

宮﨑 商社マンだった父はとにかく忙しくあちこち飛び回っていましたので、子どもの頃は私ともあまりコミュニケーションを取れていませんでした。ただ、家に帰ってくると苦労話をしてくれることもあったので、そのときはいつも正座して聞いていました(笑)。それが今、人の話をしっかり聞くことに活かされているのかなと感じますね。また、私がアメリカに留学していた際には、私を心配して、多忙の中、会いに来てくれたことがありまして。あのときは嬉しかったですね。
宍戸 お父様に感謝しないといけませんね。小さい頃は「なんでこんなことを・・・」と思っていたことでも、大人になってから、それが重要だと気付くことって結構ありますよ。