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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

日本の製造業を支える 老舗の試験機メーカー
株式会社安田精機製作所 代表取締役 安田陽太

 
プロフィール 大阪府出身。大学卒業後は銀行に就職し、営業職として約4年間経験を積んだ。その後、家業である(株)安田精機製作所の代表取締役であった父が病を患ったことをきっかけに、同社に転職。2年ほど営業や経理業務などを担当し、2021年に3代目代表取締役に就任した。試験機の製造・販売を中心に、受託試験サービスなどを展開。現在はアジアを中心に海外への販路拡充に力を入れている。【ホームページ
 
 
 
兵庫県西宮市にある株式会社安田精機製作所。さまざまな工業製品や、それらに用いられる素材の性質をデータ化するための試験機の製造・販売を行っている。創業から約70年もの歴史ある同社を率いるのは、3代目の代表取締役を務める安田陽太氏。もともと技術畑の出身ではないという安田社長ならではの発想で、同社は変革とともに成長を続けている。そんな安田社長の経営哲学や仕事への思いを詳しく聞いた。
 
 
 

約70年の歴史を誇る試験機メーカー

 
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インタビュアー タージン(タレント)
タージン 兵庫県西宮市に本社と工場を構える株式会社安田精機製作所さんにお邪魔しています。御社は1955年に創業された、非常に長い歴史をお持ちの会社だとうかがっていますよ。事業としては試験機の製造・販売を手がけていらっしゃるそうですね。恥ずかしながら試験機というのは初めて耳にするので、いったいどんな機械なのかお聞かせいただけますか?
 
安田 簡単にいうと、さまざまな素材が持つ性質をテストし、数値化するための機械です。例えば、自動車の部品に使われる合成樹脂材がどれほどの柔軟性を持ち、どれくらいの衝撃までなら耐えられるのかといった試験を行い、目に見えるデータとして検出します。そのデータが、当該合成樹脂材が自動車の部品として取り入れるに値するかを検討するための指標になるんですよ。ちなみにこちらは、鉛筆ひっかき硬度試験機の操作・動作動画です。鉛筆を使って、塗面の塗膜硬度を試験しているんですよ。
 
タージン へえ、おもしろいですね! こうしてさまざまな試験で得られたデータから、その素材の品質がわかるわけですか。
 
安田 おっしゃる通りです。データを見れば国が定めるJIS規格などの基準を満たしているかどうかがわかるので、品質を保証することができます。さまざまな検証に応じた試験機をご用意しているので、行いたい試験や必要なデータに応じた試験機のカスタマイズも可能ですよ。
 
タージン それはありがたいですね! それでは御社が創業以来、どのようなノウハウを蓄積してこられたのか、沿革についてもうかがっていきましょう!