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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

美術教育を通じて育む 豊かな発想や生きる力
礒貝文子絵画教室/天王寺美術学院 代表代理 礒貝享平

 
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インタビュアー タージン(タレント)
タージン 礒貝さんは、子どもから大人まで通える礒貝文子絵画教室の代表代理であり、美術大学受験をサポートする天王寺美術学院の代表も務めておられるそうですね。礒貝文子絵画教室は、今年2022年で創立43年を迎えられるとお聞きしています。
 
礒貝 はい、作家であり私の母でもある礒貝文子が立ち上げました。美大を卒業した母が、芸術活動のかたわら生計を立てるため、子どもたちに絵を教え始めたことがきっかけです。絵画を通して子どもの気持ちや感性を解放し、アウトプットする手助けを行っています。母はアートの解放を理念とする具体美術協会の会員で、前衛作家として国内外で高い評価を得ている元永定正先生に師事しました。
 
タージン お母様はご自身の芸術活動から得たものを、絵画教室で子どもたちにフィードバックされているんですね。
 
礒貝 そうですね。礒貝文子絵画教室では、創作や実験に触れてもらうことで、一人ひとりの興味を刺激し、好きなことを探求する力を育みます。絵を上手に描く方法を教えるのではなく、失敗すらも楽しめる豊かな人間力を養うことが目的なんです。
 
タージン なるほど、子ども自身の感性を絵画によって伸ばしていくわけだ。
 
天王寺美術学院では美術大学受験をサポート
天王寺美術学院では美術大学受験をサポート
礒貝 ええ、例えばリンゴも、赤いと見るか甘いと感じるかなど、それぞれの感受性で描くものも変わります。当然、絵具の種類でも変化しますね。そういった世界の多様性に向き合い、感じたものを形にする。その活動を通じ、ものをつくる創造力を楽しく学んでいきます。
 
タージン 今の子どもたちは失敗しないように縛られている部分も多く、時々可哀想に感じます。その束縛を解放することで、自ら発信できる自主性を育てておられるのですね。
 
礒貝 子どもは、大人が放っておいても創造性のサイクルができていくものです。そのサイクルを維持できれば、絵画に限らずあらゆることに対し前向きに取り組めるようになりますからね。