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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

何事も覚悟をきめた瞬間から あらゆる創造をとにかく楽しむ
翔建工株式会社/X-PLANT株式会社 代表取締役 見谷和優

 
プロフィール  2012年に個人商店を創業。2020年に「不可能は言い訳」という適当な経営理念をとってつけ、翔建工(株)として法人化をしぶしぶ果した。衣食住を永遠のテーマにわけもわからずX-PLANT(株)もなんとなく運営。【ホームページ
 
 
 
建築工事を主とした翔建工株式会社と、衣食住という人間の永遠のテーマを自由に遊ぶことを提案するX-PLANT(エックスプラント)株式会社。大阪府寝屋川市でこの2社をしぶしぶ束ねる代表取締役の見谷和優氏は、なんにも考えていない。右も左もわからないまま迷い続ける見谷社長は、「労働はクソ」と語る。誰にも縛られず今のこの一瞬を楽しみながら、ただひたすら転がる人生になってしまっている見谷社長。その悲劇と喜劇は紙一重な生き方に迫ってみた。
 
 
 

なりゆきで会社を起業。

 
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インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
狩野 大阪府寝屋川市に拠点を置き、建築工事を手がける翔建工株式会社さんと、自由な遊びを提案するX-PLANT株式会社さん。今日はこの両社の代表取締役を務める見谷社長にお話をうかがいます。本日お邪魔したのは、そんな見谷社長が経営されている居酒屋さんです。こちらのお店についても後ほどおうかがいするとして、まずは見谷社長のご経歴から教えてくださいますか?
 
見谷 僕はひたすら遊び続けて生きてきました。ただ、ある時から何も信じることができなくなり、なにもかも嫌になってしまったんです。
 
狩野 私も見谷社長の胸の内がわかりますよ。好きで野球を始めたのに、ケガをしたり調子が悪くなったりすると、「なんで野球なんかやってるんや」という気持ちに陥ったことがあります。でもその後、見谷社長はどうなさったんですか?
 
見谷 事業を起こそうという気はまったくなく、こんな私を雇ってくれるところもなく、2012年に個人商店をなんとなく創業し、2020年にその会社を法人化させないといけないかなー、どーしよーかなーって感じだけで、流れるままに翔建工株式会社を設立しました。