運動不足の解消がダンスを始めるきっかけに

インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
堀河 大学に進学する前、予備校に通っていた頃ですから、まだ未成年でしたね。もともと体を動かすのが得意で、少年時代は野球と空手と剣道を並行して6年間続け、高校はラグビー部に所属しました。このときまではダンスにまったく興味がなかったんです。それが、受験勉強で予備校と家を往復する生活で運動不足になって、ある日、近所のストリートダンス教室にふらっと行ったんですよ。
狩野 ふらっと、ですか(笑)。今でこそダンスは学校教育にも取り入れられ、かなり身近なものになったと思います。私の小学生の娘たちも喜んで習いに行っていますしね。けれども、昔は違いましたでしょう? ヒップホップやロックで踊るダンスなどは、今思えば偏見が過ぎるものの、やや素行の悪い人たちがやっているようなイメージがあったと思います。
堀河 そうですね。当時も、そういった見られ方がまだ残っていたと思います。でも、そんなこと気にならないぐらい、その教室で体験したダンスが楽しかったんです!
狩野 人生の岐路って案外、そんな偶然の出会いから生まれるのかもしれないですね。