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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

野球の道からの開拓者 スタッフ全員を主人公に
株式会社Nine/Nine Group 代表取締役 久保田健治

 
プロフィール 大阪府出身。父親が道頓堀で経営していた居酒屋を20歳から手伝い始め、やがて幼馴染とイタリアンバルを開業。その後、不動産・福祉・青果野菜卸売・広告ディスプレイ内装事業および野球チーム運営など事業の多角化を図り、2017年に(株)Nineを設立した。現在、スタッフ約130名、自社ビル数棟を保有し、顧客の必要としているものを提供できる、必要とされる会社を目指している。【ホームページ
 
 
 
株式会社Nine(ナイン)は、「飛ぶ鳥を落とす勢い」という形容が最もふさわしい企業に違いないだろう。そんな右肩上がりの会社を経営するのは、30代前半の久保田健治代表取締役だ。約130名のスタッフがそれぞれ主人公になれる舞台を整え、その熱い思いで夢を実現しながら、業務を拡大している。2029年までの上場を目指し、母校を甲子園常連校にするのが夢と語る久保田社長から目が離せない。
 
 
 

飲食店からスタートし事業の多角化へ

 
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インタビュアー 今岡真訪(野球解説者)
今岡 大阪市にメインオフィスを構える株式会社Nineさんは、飲食店事業、不動産事業、福祉事業、青果野菜卸売事業、広告ディスプレイ内装事業などを展開しながら野球チームまで運営されているそうですね。久保田社長も野球をやっていたのですか?
 
久保田 はい、小学生から野球を始めました。そのときからの仲間とイタリアンバルを始めたのが事業スタートのきっかけでもあります。「Nine」は野球用語で「チーム」という意味です。私自身、周りの人のサポートなしでは生きていけないと確信しています。そういう思いから「Nine」を社名としました。
 
今岡 野球はチームプレイですものね。久保田社長から周りの方々への感謝が伝わるネーミングです。どのような経緯で飲食店を立ち上げたのでしょう?
 
久保田 父が道頓堀で居酒屋を経営していた関係から20歳で手伝い始めまして。学生のバイトさんなど多数在籍していたため自然に組織化し、2012年、24歳のときに開業して独立しました。