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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

木の家・ログハウスで 温もりある暮らしを提供
株式会社ディー・ウッド LOG CREATOR 畠中晋介

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 兵庫県川西市で、木の家ログハウスを専門に、設計施工からメンテナンスまで手がけておられる株式会社ディー・ウッドさんにお邪魔しています。こちらのショールームも木の魅力が充満していますね! ではLOG CREATORの畠中代表にお話をうかがいます。どうぞよろしくお願いします。
 
畠中 こちらこそよろしくお願いします。私はボクシングファンで、歴代ボクサーの中でも特に畑山さんのファンなんです。あこがれの方にお目にかかれてとても光栄です。
 
畑山 そう言っていただけて、私のほうこそ光栄です! ところで、畠中社長のご経歴は?
 
畠中 もともとログハウスどころか特に住宅に興味があった訳ではないのですが、ある雑誌の片隅に、「コーディネーター募集」と書かれた小さな広告を目にし、その言葉に引き寄せられ入社したのが、たまたまログハウスの輸入設計施工を行う建築会社だったんです。
 
畑山 雑誌の広告が始まりだったとは! でも、今はご自身で会社を経営されていますよね?
 
畠中 ええ、入社当時はバブル景気が終わりを告げていた時期でもあり、その会社は入社3年足らずで倒産したんです。私は肩書もない最年少の一営業社員でしたが、責任を感じてお客様に電話を入れたところ、あるお客様から「次の仕事が決まっていないのなら、私の家を畠中さんが完成させてみない?」と声をかけられ、責任感だけでスーツから作業着に着替え、現場で働く大工さんの手伝いをしたのがディー・ウッドの始まりです。そこからは次々とご依頼が舞い込むようになり、気が付けばログハウスを手がけるようになって今年2022年で30年になります(笑)。
 
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畑山 それはそれで面白いエピソードですね。普通だったら倒産した会社のスタッフに怒りをぶつけてもおかしくない状態なのに、「完成させてみないか?」とは。おそらくそれまでの畠中社長の真摯な対応が、この人なら信頼できると思われたのでしょうね。
 
畠中 いえ、まぁ、あの頃はまだ若かったのもありますし、自分で言うのもなんですが、責任感だけは強いほうなので。その性格が自分を苦しめることも多いですが(笑)。