店舗とインターネットで野菜と果物を販売

インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
浅井 私はボクシングが大好きで、畑山さんは憧れの存在でした。まさかお目にかかる機会があるとは。この仕事を続けて本当に良かったと感動しています!
畑山 そこまで喜んでいただけると私も嬉しいですよ。確か、浅井社長は青果店の経営を始めるまで異業種の業界にいらしたとか。
浅井 はい。私は大学を卒業後、東京でインターネット関連に強みを持つ広告代理店に就職し、2年後に独立しました。そんなある日、地元の神戸に里帰りしていた際に、青果店を営んでいた友人に再会したんです。仕事のことを楽しそうに話す友人を見ているうちに、おもしろいことが大好きな私は思わず「一緒にやろう」と声をかけていました。
畑山 これは驚きです。広告代理店と青果店はまったくの畑違いですよ!
浅井 当初はほうれん草と小松菜の違いもわからない素人で、しばらくは、ひたすら野菜や果物の目利きを覚える日々が続きました。そして2年後、自分の得意分野であるインターネットの活用を目指して独立し、808青果店をオープンしたんです。
畑山 その無謀とも言えるチャレンジが、浅井社長の運命を大きく変えたのですね。