
インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
小森 私は中学からバスケットボールに打ち込みました。やがて人を助ける仕事をしたいと考え、看護師だった2人の姉の勧めもあり理学療法士を目指すことにしたんです。そうして専門学校で資格を得て病院の急性期病棟に勤務しました。ここで怪我や病気で苦しむ患者さんの痛みを改善してきた経験が私の原点なんですよ。ところが、その私自身が痛みで悩むようになりました。
狩野 それは気になりますね。ぜひ詳しく教えてください。
小森 バスケットボールの練習中に膝を怪我して、立っているだけで痛みが走るようになってしまったんです。我慢しながら勤務を続けた私は、元の生活に戻りたい一心で5年後に手術を決断しました。ところが症状はむしろ悪化してしまいまして。手術前より痛みが激しくなりメスを入れたことを後悔しました。でも、そんな私を助けてくれたのが関節機能障害の施術なんですよ。
狩野 小森所長を救った関節機能障害の施術とは、どのようなものなのでしょうか。

狩野 そのご経験が小森所長を開業へ導いたわけですね。
小森 おっしゃる通りです。自分や病院の患者さんの痛みを改善しながら、独自に関節機能障害の、いわば教科書のようなものをつくり上げていきました。そうして14年間の病院勤務を経て、2021年11月に当院をオープンしました。