プロフィール 東京都北区出身。ゼネコンで現場監督を経て内装会社に転職し、2016年、店舗やテナントの内装を主に手がける業者として独立。経験と人脈、さらに24時間全国対応というフットワークの軽さを武器に、徐々に仕事を獲得していった。起業5年目の2021年、(株)城北稲付として法人化。現在はイオンやららぽーとなどショッピングセンター内の店舗工事や、新築・改修を問わず幅広くゼネコンの内装工事を行っている。【ホームページ】
建物内部の仕上げに欠かせない、内装工事。建築基準法などの法令により、使用材料や施工方法に制限があるため、あらゆる現場に対応できるプロフェッショナルが必要だ。そういった職人をまとめ上げているのが、株式会社城北稲付の齋藤惇士代表取締役社長。内装業者として独立したものの、事業が軌道に乗るまでは苦労の連続だったという。そんな苦境を乗り越え、昨年2021年には法人化も果たした齋藤社長に、仕事を楽しむ秘訣をうかがった。
内装業者として独立し、5年目に法人化

インタビュアー 嶋大輔(タレント)
齋藤 内装会社に勤めていた当時、上司が「1人でやってみたらどうか」と背中を押してくださったんです。尊敬していた先輩の言葉に触発され、起業を決意しました。ただ、独立した当初はすごく大変だったんですよ。あまり準備する時間がないまま立ち上げてしまいましたし、なかなか仕事もいただけなくて。起業してから3ヶ月間くらいはサイドワークをしながら、何とか食いつないでいました。
嶋 ご苦労なさいましたね。軌道に乗り始めたのは、いつ頃ですか?
齋藤 起業してから半年後くらいでしょうか。それまでの経験やノウハウ、人脈を頼りに、少しずつ仕事を増やしていったんです。私自身は職人ではないので、現場作業をお任せできる協力会社の方々と一緒に、実績を積んできました。