
インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
関谷 FRPとはガラス繊維などで補強されたプラスチックのことで、非常に軽く、耐久性や摩耗性にすぐれています。さらに、錆びに強く腐食しにくいという特徴もあるため、弊社ではこの材質を活かし、戸建てやマンションなどのベランダやバルコニーをはじめ、住宅以外ではウォータースライダーなどにFRPを使った防水工事を行っているんですよ。
畑山 いろいろなところに使えるんだ! それにしても関谷社長はスーツがびしっと決まっていて、素敵ですね。施工会社の方というと作業服を着ているイメージがあるので、意外です。ずっと建築業界一筋ですか?
関谷 いえ、途中で別業界も経験しています。高校卒業後、大手ゼネコンのグループ会社に就職し、現場監督を務めるなど5年間勤務したのち、広告代理店に転職しました。そこでは営業所トップの成績を上げるようになり、熱意を込めてお客様と接することの大切さをあらためて学びましたね。ただ、残念ながら、その7年後に営業所を閉鎖することになってしまったため、今度は30代半ばでFRP防水を行う工事会社に入社したんです。
畑山 そこで初めてFRP防水と出合うわけですね。

畑山 またしても大きな岐路に立たされたと・・・。その後、どうされたのですか?
関谷 そのまま退職し、お取り引きのあった会社に頼み込んで同志の職人と防水事業部を立ち上げました。そして、その防水事業部を昨年2020年に独立させ、カンキョーワークスとしてスタートさせたんです。