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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

市街化調整区域に特化!
兄弟で支え合う不動産会社

 

市街化調整区域内不動産のメリットとデメリット

 
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鎮西 そもそも、市街化調整区域とはなんでしょうか?
 
吉本(貴大) 簡単に言えば、戸建て住宅など人が住むための建物の建築等、市街化・都市開発を国によって制限された区域です。その区域内の土地は、田んぼや畑・山林といった農業や林業としての利用を主としており、都心から離れた地方でよく見受けられます。
 
鎮西 鉄道や高速道路の周囲に農地が広がっている光景は地方でよく見かけますね。実は、私はオーガニックな野菜や製品が好きで、いつか自分で畑を持ちたいと思っていたのですごく興味があります! その区域内の土地にはどのような利点があるのか、ぜひ教えてください。
 
吉本(貴光) 原則として建物の建築はできないものの、その分土地の価格が安いことが大きなメリットですね。また、あくまでも市街化や都市開発を制限された区域なので、家庭菜園や車両置場等の多目的用地としての用途が主です。一定の要件を満たした物件であれば住宅を建てることも可能な場合もあります。安く浮いた費用で内装にこだわるかたもいらっしゃいます。
 
吉本(貴大) また、土地自体の価格だけでなく、固定資産税も安くなることも多いんです。さらに、市街化区域では支払わなければならない都市計画税もかからないため、維持費も大幅に抑えることができますね。
 
鎮西 なるほど。限定的ではあるものの、多目的に土地利用ができて、さらに都市部よりも土地の価格や維持費も抑えられるのは嬉しいですね! ほかにはどんな利点がありますか?
 
吉本(貴光) 基本的に農地としての利用が多く、周囲に山林がある場合も多々あるため、自然豊かで閑静な環境であることも利点の一つです。趣味や仕事のための多目的用地として利用したい方や、静かな場所でのんびり暮らしたい方、自然の中でのびのびと子育てしたいという方にもおすすめですね。
 
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貴大専務
吉本(貴大) ただ、そういった環境ですと、場所によって水道などのインフラが整っていない場合があり、一部設備投資が必要な場合もあるほか、土地の価格が安く、原則建物が建てられないという区域の特性上、資産価値が低い場合もあります。一方で、そのようなデメリットが気にならない方にとっては非常に大きな魅力のある物件だと思いますね。
 
鎮西 確かに、都市部から離れていると買い物に行くにも自動車が必要になるなど、交通の便があまり良くない面もありますよね。でも、最近はコロナ禍の影響でテレワークをする方も増えているようですし、自宅でお仕事なさる方からの需要も増えていきそうです。