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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

つながりを大切にする
相棒のような不動産会社

 

話し合いを重視し夫婦間の仲も取り持つ

 
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八木 先ほど不動産に関することはなんでも対応しているとおっしゃっていましたね。
 
伊藤 はい。弊社では新築・中古の戸建て住宅、マンション、土地などさまざまな不動産物件を取り扱っているほか、先ほどもお話ししたように協力会社とのつながりから建築やリフォームの施工も承っております。相続、買い替え、売却など、あらゆるご相談に対応いたしますよ。
 
八木 本当に幅広い業務を行っておられるんですね。その中で、意識して心がけているポイントなどはありますか?
 
伊藤 私はまず初めに、お客様のライフスタイルについてうかがうようにしているんです。通常、お客様が不動産会社に行って最初にたずねられるのは、住みたい区域や物件の広さ、そして予算といったお客様がご希望される物件についてですよね。でも、お客様が本当に理想とする家を探すためには、普段どのような生活をなさっているかが大事だと思います。例えば、毎日の食事になるべくお金をかけたいとか、よく旅行されるとか、そうした事情を考慮したうえで、理想の家と現実的な物件内容とのすり合わせを行えば、ご納得のいく物件が見つかりやすいんですよ。
 
八木 普段の生活をセーブしても良い家に住みたいのか、現実的な生活に合わせて多少の妥協点を探すのか、家探しにおいては重要ですよね。
 
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伊藤 ええ。そのため、理想が高い方の場合、何年かけても良い物件が見つからないことも多いんです。でも、そもそもお客様が理想としている家が、その方にとって適切なものなのかどうか、そこが一番大事な部分ですので、私は物件そのもののご案内よりも、打ち合わせに力を入れています。
 
八木 なるほど。ほかにも、お客さんとの話し合いのポイントを教えてください。
 
伊藤 ご家族のお客様の場合、奥様が家の間取りや住みやすさ、地域の事情などを考えて家を決めることが多々あります。その点、私自身が女性ということもあり、打ち合わせで奥様とスムーズな話し合いがしやすいというメリットもあるんです。また、中には夫婦間で秘密にしている借り入れ金があるなど、問題が発覚するケースもあります。そういう時も、綿密に話し合って信頼関係を築く中で打ち明けていただき、ご夫婦間に軋轢が生まれないよう、仲を取り持つことも多いですね。