工場を陰で支える建設業
設備洗浄や建屋補修も
長年の努力を認められ3代目の社長に就任

三田 ありがとうございます。建設現場のイロハもわからない状態からスタートし、がむしゃらに一生懸命取り組んできたのが実を結んだのかもしれません。入社6年目くらいには現場監督を任され、ちょうど満25年経った2017年の春、3代目の社長に就任しました。当時は正直、「出世したい」や「経営に携わりたい」などとは考えたこともなかったため、就任が決まったときは、戸惑いもあったんです。ただ、もともと弊社は家族経営の会社で私は外部の人間だったのにもかかわらず、先代の方が強く私を推薦してくださったので、そのお気持ちに報いるべく覚悟を決めました。
駒田 三田社長が地道に頑張ってきたお姿を、周囲の方々はちゃんと見ていたんですね。堅実なお人柄が伝わるエピソードだと思います。そういえば、三田社長は学生時代、野球にも熱心に取り組まれていたとうかがいました。コツコツ努力できる根気強さは、もしかしたら野球で培われたものかもしれませんね!

駒田 そうでしたか! じゃあ、お互い甲子園出場経験アリということですね(笑)。それではあらためて業容について詳しくおうかがいしていきましょう。主な事業である工場やプラント内の設備や機器のクリーニングと保守メンテナンスは、やはり定期的に行うのでしょうか?
三田 基本的にはそうです。ただ、毎日フル稼働している設備や機器だけに、緊急工事のご依頼も多いですね。
駒田 三田社長は現在も現場に出ていらっしゃるのでしょうか?
三田 はい。作業が立て込んできたときは、昼間はずっと現場に出ていることも多いですね。たとえ人手が足りているときであっても現場の様子を見ないと状況がわかりませんし、工事の進捗を把握していないと、次の作業に差し支えることもあるため、現場に行くようにしています。