さまざまな経験を積み2002年に起業

インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
寺井 私は京都府向日市出身で、高校時代はボクシングに熱中していまして。卒業後は立命館大学の夜間学部に通いながら、叔父が経営していた解体業の仕事を手伝っていました。
畑山 ボクシングをやっていたんですね! 部活動ですか?
寺井 高校には部がなく、市内のジムまで片道18kmの距離を、自転車で約1時間かけて通っていました。最終的には40分ほどで行けるようになったんですよ(笑)。
畑山 トレーニングと一石二鳥ですね(笑)。ジム通いとなると結構本格的に取り組んでいたのでしょうね。
寺井 ええ、高校3年生のときに国体に出場することができました。その後、ボクシングは引退して、昼間は叔父の会社を手伝い、夜は立命館大学法学部に通いました。
畑山 文武両道だったんですね。尊敬するなぁ。卒業後はそのまま解体業に?
寺井 大学で学んでいくうちに解体業以外の仕事にも興味を持ちまして。大手ハウスメーカーに就職したのち、地元の不動産会社で6年間働きながら宅建の資格を取得しました。
畑山 不動産から、建造物の解体、家を建てるハウスメーカーまで経験されているとはすごいですね。2002年に寺井工業を創業なさったとお聞きしています。起業したきっかけは何だったのでしょう。