プロフィール 大阪出身。学生時代はプロの選手を目指してテニスに打ち込む。海外で出合った建築物に惹かれ、帰国後に建築を学び、設計事務所や工務店で設計業務に従事した。顧客の要望一つひとつに応えられる自分らしい家づくりを志し、2018年に独立。新川設計事務所Evoluciona el ambienteを設立し、住宅や店舗など多彩な空間を手がけている。【ホームページ】
家を建てるときはハウスメーカーや工務店、不動産会社に依頼することが多い。しかし、本当に正しいのは「まず建築士に相談すること」と熱く語るのは、大阪市の新川設計事務所Evoluciona el ambiente(エボルシオナ エル アンビエンテ)の代表・新川貴久氏だ。家づくりの起点は図面にあり。豊富な知識と経験を持ち快適な住まいづくりに邁進する新川代表。建築士の果たす役割や、建築士を通すことのメリットについてじっくりとお聞きした。
テニスのプロを断念し建築士に転身

インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
新川 もともと私はテニスでプロを目指していたんですよ。海外でおよそ1年間を過ごす中で日本では見かけないいろいろな建物と出合い、建築に興味が湧くようになりました。残念ながらテニスでプロになる夢は断念したものの、帰国後、あらためて建築関連の学校に通いながら設計事務所に入所したんです。無給のアルバイトからスタートしさまざまな経験を積みました。
畑山 テニスから建築へと、大きな転機を乗り越えてきた新川代表の道のりにますます興味が湧きますね。独立の時期やきっかけについても教えてください。
新川 当事務所を立ち上げたのは2018年でした。会社の方針もあり社員のままでは制約が多く提案できることが限られてしまうため、もっと自分らしい仕事がしたいという意欲が湧き、独立を決意しました。おかげさまで現在は新築住宅の設計を中心に、当事務所が入居しているような長屋のリフォームから店舗のデザインまで、分野を問わず幅広い設計を手がけています。求められるなら日本中どこでも対応したいですね。ぜひ、お問い合わせをいただきたいです。