
インタビュアー 八木裕(野球解説者)
藤原 「もちくん」は私の愛犬の名前で、弊社の広告宣伝担当なんですよ(笑)。私が起業するときに考えたのは、会社名はお客様の頭にインパクトを与えつつ、そして何をしている会社なのかすぐわかるものにしようということ。そこで愛犬の名前に「不動産」と付けてみました。
八木 ほかの不動産会社とはまったくイメージの異なる、素晴らしい社名だと思いますよ。それでは、もちくん不動産さんの業務内容をお聞かせください。
藤原 弊社の業務はアパート・マンションなどの不動産管理が中心です。日々の清掃から空室のリニューアルや入居者の募集まで、建築会社・弁護士・税理士など、さまざまな分野の専門家とのネットワークを生かして、ワンストップで物件の管理をお引き受けしています。
八木 ワンストップで対応してくれるのは助かりますよ。「もちくんならすべて任せられる」とお考えのオーナーさんも多いことでしょう。オーナーさんから管理を任せてもらうには、それだけの信頼と実績が必要になりますよね。藤原社長は、どのようなご経験を経て起業したのでしょうか。

八木 30歳で未知の業界に身を投じるとは、大きな決断をしましたね。
藤原 はい、実際に働きながら不動産を初歩から学びました。やがて宅建の試験に挑戦することを決めたんです。何度も受けるのは効率が悪いのでチャンスは一度だけと決め、およそ1000時間を勉強に費やしました(笑)。そうして35歳のときに、一発で資格を取ることができたんです。