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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

子どもと家族に寄り添う 地域の頼れる小児科医
うりぼうキッズクリニック 院長 佐藤亮

 
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インタビュアー 駒田徳広(野球解説者)
駒田 こちらの内装は、窓が大きくて天井も高く、開放的ですね。医院の名前もユニークでかわいいです。佐藤院長が小児科医を志したきっかけから教えてください。
 
佐藤 幼い頃、風邪で小児科を受診した時、先生が「つらかったねぇ」と優しい言葉をかけてくれ、丁寧な説明に後ろで母が安心した顔をしている、そんな光景を覚えています。それで「子どもに優しく、家族にも頼りになる小児科医になりたい」と憧れを抱いたのがきっかけでした。実は自分も野球少年で、駒田さんのようなプロ野球選手になる夢もありました。狭き門なので諦めましたけどね(笑)。
 
駒田 いや、医者の道も狭き門ですよ! 実際に小児科の医師となって、印象的な出来事などありますか?
 
佐藤 小児科医になってから、大学病院や市中病院で多くの経験を積みました。長く入院していた難病の子が元気になって退院した時などは本当に嬉しかったです。ただ、大きな病院では専門的な治療が中心となり、子どもの日常にかかわる機会が少なくなっていたように思いました。そこで、子どもやそのご家族にとって身近な「町のお医者さん」でありたいとの思いで開業を決めました。
 
駒田 以前の日本では3世代同居も珍しくなく、近所の人たちも顔見知りで、地域で子育てする感覚がありました。今は子育て世代の孤独感が強まって、悩んでいる両親も多いと聞きます。
 
佐藤 はい。核家族化で子育ての悩みをどこに相談していいのかわからない親御さんが増えています。不安を密かに抱え、悩まれている方が多いです。当院では診察の際に親御さんのお話にじっくりと耳を傾け、子育ての相談をする場としての役割も果たしたいです。
 
駒田 子どもだけでなく、家族も支えたいということですね。
 
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佐藤 子育ては決まった正解の方法がなく、お子さんや家庭によって千差万別ですから、不安になりやすく、完璧にやり切るのは難しいものです。頑張っていない親御さんはいないと思います。ですから、「子育て毎日頑張っていますね。苦労していたんですね」と親御さんの頑張りを労い、そのうえで専門的なアドバイスができればと思っています。一人でも近くに味方がいると思うと安心感が違いますからね。これからも当院が「地域のこどもなんでも相談所」になれるよう、頑張りたいです。
 
駒田 日曜日に診察してくれるのも患者視点を大事にするスタンスゆえでしょうね。その優しい人柄で、地域のために頑張ってください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
まずは診察にきた子どもが元気になってくれること、そして子どもの成長を親御さんと一緒に喜んでいくことが、一番の楽しみです。親御さんから「子育ての悩みを話せて気持ちが軽くなった」と言ってもらえた時は本当に嬉しいですね。
(佐藤亮)
 

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