体操選手からエアロビクス指導者へ

インタビュアー 内山高志(元ボクシング世界王者)
上田 小学5年生から体操競技を始め、日本体育大学に進学しました。トップアスリートを目指し、体操競技部で練習に励んでいたものの、極度の貧血のため11年間の競技人生を終えることになったんです。
内山 体操競技から転向されていたとは驚きです。どのような経緯でエアロビクスに出合ったのでしょう?
上田 就職先で、エアロビクスのスクールを担当したんです。「もうスポーツとは、別の道を・・・」と思いながらも、仕事の一環としてエアロビクスを始めると、これが楽しくて! 1998年には全日本エアロビック選手権の女子シングルを制覇しました。
内山 すごい! 選手としても確かな技量をお持ちなんですね。それからは指導に尽力されているわけだ。生徒さんはどのくらいいらっしゃるのですか。
上田 おかげさまで、1週間に約1000人の生徒さんを指導するまでになりました。新型コロナウイルスの影響で、オンラインとオフラインの両輪で指導を担当させていただいていまして。赤ちゃんから後期高齢者、アスリートまで、さまざまな方がいますよ。特に力を入れているのは、親子でのフィットネスです。親子体操+エアロビクスで親子ビクスと呼んでいます。