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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

日本初の専門会社として
建物と人を鳥害から守る

 

身近な材料から発明した画期的な鳥害対策

 
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畑山 バードストッパーさんは、いつ頃創業なさったのでしょう。
 
杉本 1988年です。ダクト工事の会社を経営していた私の父が、日本初の鳥害対策専門会社として立ち上げました。
 
畑山 創業された当初は、都心部でも鳥による被害件数が多かったのでしょうか?
 
杉本 多かったそうですね。実際、父が起業したのも、屋上に設置したダクトの中にハトが巣をつくり、撤去を依頼されたことがきっかけでした。「これは需要がありそうだ」と直感し、図書館に通い詰めてハトの習性を調べ上げたといいます。そこで読んだ文献に、「ハトが地球の磁場を頼りに飛行している」と書かれていたことから、「人工的に磁場を操作すれば、ハトの接近を防げるのでは」と着想し、実験を経て、磁石を用いた対策グッズを完成させたんです。
 
畑山 それがホームページにも掲載されているオリジナル製品「マグチェーンタイプ」なんですね!
 
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杉本 はい。ハトやカラスなど、磁場を感じて飛行する鳥に効果を発揮します。でも、開発したばかりの頃は、世間は半信半疑で、営業に苦労したそうです(笑)。ハトが集まる神社でまず使っていただき、徐々にその効果が知られていきました。また、磁石という素材の特性上、一度設置したら効果は半永久的に続き、基本的にメンテナンスが不要というランニングコスト性能も評価されたんです。駅構内の鳥害に悩んでいたJRさんにもすぐに採用していただき、今でも新幹線の駅などで使用されています。
 
畑山 いやぁ、アイデアを得てからそれを実行に移すことがいかに大事なのかがわかるエピソードですね。磁石って身近な材料だから、「そんな簡単なものでできるの?」って思ってしまう気持ちも理解できます。でも、単純に見える発想でも、そこにたどり着くまでが難しいんですよね。先代も、相当試行錯誤を繰り返されたんだろうな。ちなみに、磁場の影響を受けない鳥や、磁石を設置できない場所ではどうするのですか?
 
杉本 ワイヤーを使った「ガードワイヤー」や針山で飛来を防ぐ「トマレーン」などを使用します。これらは設置状況や用途に合わせて、随時開発していった製品なんですよ。
 
畑山 チャレンジ精神、パイオニア精神を引き継ぎ、現在も常に新たな施工、効果的な商品開発を続けていらっしゃるとは、お見事です!
 
 
 
 

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