素材や用途に合わせた最適なメッキを提案

インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
秋本 メッキは、簡単に言えば金属などの表面に別の金属の薄い膜をコーティングすることです。メッキの種類には処理に電気を使う電気メッキや、電気を使わず化学薬品の還元作用による無電解メッキなどがあり、それぞれに特徴があります。その目的は、金属の装飾、腐食防止、表面の硬化、摩耗の防止などさまざまです。メッキは、素材や用途に合わせて処理の方法を選ぶことが何よりも大切なんですよ。
畑山 金属の表面を美しく見せたり、腐食や摩耗といった劣化を防いだりするのがメッキの役割というわけか。まるで芝居の黒子のように、私たちの目からは見えないところで、日本の産業を支える重要な役目を担っているんですね! 秋本代表はメッキに関するコンサルティングも行っているとうかがいました。
秋本 はい。メッキ専業社様が自社で処理している製品の不具合に対して外部の意見を取り入れたい場合や、新規にメッキ皮膜を開発する際のアドバイザーとしての役割を果たしています。