
インタビュアー 名高達男(俳優)
原 はい。屋根や内装の塗装工事のほか、シーリングと呼ばれる、外壁の隙間に注入している合成ゴムの打ち替えも行っています。それ以外の作業もご相談に応じて請け負いますよ。
名高 実に手広いですね。そんな真義興業さんの強みを教えてください。
原 平均年齢24歳という若さを生かした、スピード感です。仕事の完成度は、私が現場に出向いて細かくチェック、フォローしています。加えて、安全面ですね。落下防止の工程は念入りに行います。落下防止のためのネットや柵は、他社の倍以上の長さで設置して安全を守っているんですよ。
名高 施工のスピードに精度と安全性が加われば、鬼に金棒じゃないですか。若い従業員の方たちをやる気にさせるコツは何でしょう?
原 やっぱり、「飴と鞭」ですかね(笑)。頑張ったら褒めることはもちろん、食事に連れて行ってあげることもあります。一方、良くないところはきちんと指導をしますよ。理想を言えば、従業員とはお互い支え合う友人同士のような関係でいたいと思っているんです。
名高 みなさんが働きやすい環境づくりを心がけておられるのですね。
原 ええ。若者の中には、良くないことに手を出す人もいますよね。いったん道を踏み外すと就業先がなかなか見つからず、更正も難しくなります。実は私自身、助けを求めて困っていた過去があるんです。だからこそ、自分と同じような目には遭ってほしくない。真義興業を再チャレンジできる場所にして、道を踏み外した子たちのバックアップをしています。真義興業にはさまざまな事情を抱えている従業員も多いです。彼らは仕事を通じて成長し、今ではみんなが真義興業になくてはならない存在となっています。

原 ずっと応援していきます。嬉しいことに、すでに3人が巣立ち、独立してくれました。
名高 頼もしいですね。原代表ご自身は、今後についてどんな展望をお持ちですか。
原 静岡の活性化に貢献するべく、新たにガラスフィルム事業を始めます。防犯や防災に長け、紫外線カットで日焼けも防ぐ商品を扱う予定です。そうして建設業以外の仕事にも積極的に取り組んで、静岡の良さを発信していきたいと思っています!
「仕事を楽しむ」とは‥
みんなで力を合わせて仕事に取り組むことです。つらいことも楽しいことも、みんなで共有できる会社をつくり上げるのが、私の楽しみとなっています。
(原義和)