
インタビュアー 内山高志(元ボクシング世界王者)
渡辺 はい。生まれも育ちも立川です。私は16歳で大工の道に入りました。その後、20歳からライオンズボクシングジムにも通い始めたんです。そして、元OPBF東洋ジュニアウェルター級王者でもあるライオン古山こと、古山哲夫会長のもとでプロボクサーとしてデビューし、26歳で引退しました。それからは個人事業主の大工として独立し、解体業へと事業転換したんです。さらに、2010年に株式会社として法人化しました。
内山 渡辺社長ご自身もプロボクサーでいらしたんですね! 解体業やジム運営のほか、地元の地域活性化にも取り組んでいるとうかがいました。
渡辺 はい。2014年には「立川神輿会『魁』」を立ち上げ、社内行事として立川諏訪神社の祭りやさまざまなイベントにも参加しています。
内山 神輿会も立ち上げるとは、渡辺社長の地元愛が伝わってきますね。地域もますます盛り上がると思いますよ。今後の目標もぜひ教えてください。
渡辺 最大の目標は、世界チャンピオン級ボクサーの育成ですね。選手のサポート体制もより一層充実していくつもりなので、全国から強い意志を持った若者を待っています。もちろん解体業についても、さらに技術を磨いて良質な仕事をこなしていきたいです。過去には、8階建てビル改修工事において、既存エスカレーター16本の躯体を傷つけずに、手作業ですべて抜き取った実績があります。このような繊細さが求められる特殊な解体は、弊社にしかできないと自負しています。
内山 それは素晴らしい。解体業と聞くと、建物をただ壊すイメージでした。しかし、精密な技術を要する仕事でもあるんですね。

内山 今日のお話をうかがって、渡辺社長の情熱と真摯さを感じました。世界チャンピオンの輩出も楽しみに待っています。僕も応援していますので、これからも頑張ってくださいね!
「仕事を楽しむ」とは‥
目の前にある幸せに気付くことですね。そして、自分だけでなく周囲の方々も幸せにしてあげようと思う気持ちが大切だと思います。
(渡辺利矢)