B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

空調設備を丁寧に施工! 飲食店の期待に応えたい
ナカムラ冷熱 代表 中村雄起

 
プロフィール 東京都江東区出身。高校を卒業後、大手不動産会社の子会社の工務店に勤務し、現場監督として働きながら専門学校に通う。その後、大手ハウスメーカー勤務やさまざまな現場でのアルバイトを経て、空調設備工事の会社に就職。経験を積み、2007年にナカムラ冷熱を立ち上げた。短い工期の中でもクオリティを追求し、顧客からの厚い信頼を得ている。【ホームページ
 
 
 
飲食店を中心に、エアコンや換気ダクトなど空調設備の工事を手がけるナカムラ冷熱。代表の中村雄起氏は建設の現場監督を皮切りに、設計を学び、空調設備工事の業界に飛び込んだ熟練の職人だ。工事の最後は機器を1台ずつ動かして確認するなど絶対に手を抜かず、共に汗を流す仲間たちとのつながりを大切にする中村代表。その中で信頼と実績で新たな挑戦を始め、業界の悪しきイメージを変革したいと熱く語ってくれた。
 
 
 

空調設備の工事と出合い真剣に学び始めた

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 矢部みほ(タレント)
矢部 東京都江東区を拠点に、空調設備工事や換気ダクト工事などを手がけるナカムラ冷熱さんにお邪魔しています。さっそく、熟練の職人であるという中村代表の歩みを教えていただけますか。
 
中村 もともと私は、プログラマーなどIT関係の仕事を目指して大学を受験しました。しかし、残念ながら不合格に(笑)。浪人は父が許してくれなかったので、専門学校へ進学するか就職するか悩みまして。そこで選んだのは、奨学金を出してくれる会社への就職です。大手不動産会社の子会社の工務店に勤務しながら専門学校に通いました。
 
矢部 中村代表はご苦労を重ねていらっしゃったんですね。会社では、どのようなお仕事を?
 
中村 建築現場の監督を3年ほど続けました。
 
矢部 ええっ! 経験がないのに、いきなり監督ができるのでしょうか。
 
中村 現場監督と職人は求められるスキルが異なるので可能なんですよ。ところが、ちょうど私が入社した頃にバブルが弾け仕事が減ってしまいました。親会社からもらう工事がほとんどなくなり、やむなく自社で仕事を探すようになっていったんです。自社で設計を手直しする機会も増えるにつれ、それなら、最初から自分で設計を手がけたほうがおもしろいと考えまして。23歳で大手ハウスメーカーに転職しました。