プロフィール 大阪府出身。児童福祉の仕事を目指し、ケアに必要となる資格を複数取得。6年間にわたり高齢者介護施設の仕事に従事し、経験を積んだ。結婚後、誕生した自身の子どもを療育施設に通わせる中で、自分の子どもや施設で療育を受ける子どもたちの成長をサポートすることを決意。2019年10月に児童発達支援・放課後等デイサービスすまいるぱれっとをオープンした。現在は、デジタルツールを導入した療育を施している。【ホームページ】
「子どもを療育に通わせるうちに、自分の子も含めて今療育中の子どもたちの未来を何とかしなくてはと思ったんです」と語るのは、児童発達支援・放課後等デイサービスすまいるぱれっとの森達彦代表。森代表が目指すのは、障がい者の社会進出だ。学生を経て就職するまでに多くの課題を抱える障がい者とその家族を生涯にわたり支援することを目指して事業をスタート。その第一歩として、デジタルツールを駆使した画期的な事業所を、2019年10月にオープンした。
熟知している地元で開業

インタビュアー 狩野恵輔(野球評論家)
森 はい、ここが地元です。このエリアにはこうした支援施設がなかったので、ここにオープンすれば助かる親御さんが多いのではと思い、こちらを選びました。
狩野 土地勘もあり、周辺事情を熟知している方が運営している施設なら、通わせる親御さんも安心だと思います。施設利用には、どんな手続きが必要なのですか?
森 まず見学に来ていただき、次に市役所の子ども室に相談に行っていただきます。その後、施設利用の申請をして、それが通ったら相談支援事業所に行き、利用計画のプランを立てます。それらの手続きを経て、初めて当事業所との契約となり、契約完了後に利用開始という流れですね。
狩野 高齢者介護でいうところの「ケアプラン」の作成と同じような手続きが必要なんですね。
森 そうですね。お子さんごとに最適な施設選びをすることが重要ですから、その中の選択肢として、当事業所を検討していただければと思います。