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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

法人による身元保証で
高齢者や障がい者を支援

 

行政書士の資格を取得

 
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八木 独立後はどのような事業をされていたのでしょうか。
 
山下 ニーズに合わせて人と人をマッチングする事業です。と言うのも、金融機関に勤めているときに、経営者の方々に自分の知っている取引先の人をご紹介していた経験があったからです。ただ、そうした営業的な仕事には自信があった半面、他に武器と言える武器がなかった。それで、誰にでも見える武器って何だろうと考えて、それは資格だと思いました。そこで、行政書士の資格を取ることにしたんです。
 
八木 さらに強みを増やそうと考えたんですね。
 
山下 はい。最初の試験を受けたときは、本番までの期間が半年しかなかったので、ほとんど勉強ができませんでした。ですから、2回目を受けるときには時間をやりくりして朝の5時に起床して勉強していましたね。結婚して子どもがいましたし、日中から夜にかけては仕事があるので、勉強する時間といえば朝しかなかったんです。
 
八木 忙しい日々の中で資格を取るための努力をされた結果、見事合格。新たな武器を手に入れたとなると、やはり自信につながったでしょう。
 
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山下 はい。試験勉強をしているときから、行政書士の資格があったらどんなことができるかを考えていました。意外なことに、資格を取得して満足してしまい、有効に活用していない人が多いらしいことがわかったんです。それに、資格が役立ちそうな分野でも、前例がないと誰もチャレンジしていないようでした。そこに目を付けた私は、何か人と違うことをやってやろうと思ったんです。
 
八木 それが献身会を立ち上げることにつながったということですか。
 
山下 はい。行政書士として仕事を続ける中で、「成年後見制度」に携わる機会がありました。これは高齢者に向けたサービスの中で、財産管理などに寄与するものです。でもこの制度には整備されていないところが多く、後見人にはできないことがたくさんあると感じていました。