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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

本当の両親と同じように
外国人留学生をサポート

 

留学生と企業の要望をマッチング

 
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タージン お二人が、共同で起業したきっかけはなんだったのでしょうか。
 
 私は事故や病気で心肺停止を何度か経験し、半身不随もなりました。でもそのたびに生還したんです。藤原も、現在は回復したものの、難病を患った経験があります。この経験から、私たちは何か大きな力に生かされているという感覚を持つようになりました。周りの人に支えられ、「次は自分たちが誰かの力になりたい」と思うようになったんです。藤原は東日本大震災をきっかけに「仏像はんこの愛子」というサイトで仏像はんこやTシャツを販売し、その収益を寄付する活動を続けていました。
 
タージン そうした思いの延長が、今回の起業に結び付いたと。
 
 はい。実は数年前に知人が日本語学校を設立したとき、留学生の送迎ができないかと声をかけていただいたんですよ。初めて日本に来て不安げな留学生たちを見て、もっと何かできないかと思ったことが、直接的なきっかけになりましたね。
 
タージン なるほど、その学校を通じ、外国人留学生のサポートを始めたわけですね。
 
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 そうなんです。来日する留学生の空港へのお迎えや生活準備、学校の行事などをサポートしてきました。留学生が来日して最初に出会う日本人が私たちですから、緊張しましたよ。彼らは日本で生活する中で、救急車が呼べない、電気やガスの問合せ方法がわからない、在留カードを紛失したなど、さまざまな相談をしてきます。その中で、自分の日本語レベルにあった仕事を探したいという相談と、「良い人材を紹介してほしい」と人手不足に悩む企業からのご依頼がマッチングしたことで、派遣・紹介業も手がけることになりました。
 
タージン 留学生の実情に詳しいお二人なら、彼らと企業の両方をサポートできますね。
 
 留学生の労働時間は法律で週28時間までと決められていますから、企業が求める労働力と留学生に可能な就業時間を考えて組み合わせなければなりません。留学生の現状を見ていた私たちは、一人ひとりの個性や体調を見極めながら、企業とマッチングすることができたんです。現在、弊社が派遣しているのは主にベトナム人留学生です。中には日本に来てまだ数ヶ月の人もいますから、体調や仕事での不安、ホームシックなどの悩みもできる限り聞くように心がけています。また、日本のマナーや仕事への取り組み方を伝えることはもちろん、企業で使用する外国語の注意喚起ステッカーやポスターづくりなどもお手伝いしています。