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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

飲食と宅配に電話代行で
自由で楽しい職場環境を

 

誰もが働ける、働き続けられる環境づくり

 
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宮地 複数の事業を展開する中で、共通している理念はありますか?
 
佐藤 「どんな人でも働ける環境をつくる」ことです。弊社では女性役員がおり、小さなお子さんを連れて働きに来ています。保育園に預けて働く場合でも、お迎えの時間までに退社できるようにしているんですよ。
 
宮地 それはすごい! 定時という考え自体がないのでしょうか。
 
佐藤 ええ。それに定年も就業規則で撤廃しています。70歳以上の社員も、週1回や月1回、それも体調が良いときだけの出勤でもOKにして、元気に働いてもらっていますよ。「私はいつまで働けるんですか?」と質問されたときは、「ご自身がしんどいと思ったときに引退してください」と答えるんです(笑)。
 
宮地 働き方や体力面まで考慮して、就業体制を整えられているとは驚きだなぁ。
 
佐藤 いやぁ、まだまだですよ。例えば子育てに介護までしなければいけない方など、家を出ることが難しい人もいます。そういう状況では内職をやる方もいるかもしれませんね。宮地さんは「内職」と聞いて、どんなイメージを持ちますか?
 
宮地 一人で黙々と作業するイメージですね。
 
佐藤 そうですよね。私は内職でも誰かとお話しできるような仕事があってもいいと考え、在宅ワークとしてコールセンター事業を始めたんです。スタッフ募集後、1ヶ月で100名以上の応募が来ました。
 
宮地 それだけ世の中に求められていた環境の仕事なんですね。ちなみにアポイントメント業務は未経験でも大丈夫なんですか?
 
佐藤 週1回、勉強会を開いてスキルアップできる仕組みをとっています。勉強会に参加できない方には、研修用のビデオを配信し、質問も随時受け付けていますよ。勉強会はスキルアップだけでなく、一人で不慣れな業務をすることで生じる不安の解消にもつながればと思っています。
 
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宮地 共に働く仲間との接点を持てるのも良いですね。ほかの事業でも環境づくりで取り組んでいることはありますか?
 
佐藤 おもしろいところなら、飲食店経営のメリットを活かし、出勤日の軽貨物運送業の社員は3食無料にしています。しっかり食べて、しっかり働ける環境ができればと考えました。
 
宮地 “働ける”に加え、“働き続ける”環境づくりにも注力されているんですね。
 
佐藤 人材は企業にとって本当に大切ですからね。そこは徹底して力を入れていますよ。