“なにくそ精神”で頑張った6年間の修業

インタビュアー タージン(タレント)
西辻 私が17歳のとき、親戚に紹介された土木建設業の会社へ入社することになりました。そこで、昔ながらの職人らしく、とても厳しい親方のもとでの修業が始まったんです(笑)。
タージン それはなかなか大変な修業時代だったのではないですか?
西辻 はい。ものすごい世界だと思いました。最初は右も左もわからず、セメントを練ったり、一輪車で資材を運んだり、仕事も雑用しか与えられなかったんです。でも、持ち前の“なにくそ精神”でひたすらに頑張りました。仕事と呼べることをさせてもらえるようになったのは入社から3年後のことです。
タージン その親方のもとで、どれくらい修業を続けたのでしょう?
西辻 6年間ですね。仕事を任せてもらえると、だんだんとやりがいを感じるようになりました。また、応援で入った他社の現場でも、その仕事ぶりを認められるようになったんですよ。周囲の方々には本当にお世話になりました。そして、私は今になって、あの厳しい修業が現在の仕事にとても役に立っていると感謝しています。