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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

人生を考えるきっかけを 植物の販売を通じて提供
浦部陽向園 代表 浦部陽平

 
プロフィール 大阪府出身。父や親戚が盆栽園を営む中、幼い頃から植物を身近に感じながら育った。学業修了後、オフィス機器の販売会社に就職。営業職として活躍するものの、2年間の激務で体調を崩して退職する。その後、正社員として父親も勤める親戚が経営する盆栽園に勤務し、10年間におよぶ実務経験を積んだ。2016年7月に独立し、その後、スモールファーマーズカレッジで農業の基礎や生き方を学び、2018年1月に浦部陽向園を開業。盆栽やサボテン、多肉植物を中心に、多彩でユニークな品種を取りそろえている。【ホームページ
 
 
 
日本でも有数の植木の産地として知られている大阪府池田市。そこで非常にユニークな植物の販売を行っているのが浦部陽向園(うらべようこうえん)だ。盆栽、サボテン、多肉植物の品揃えは、植物マニアも目を丸くするほど。しかも、販売される個体は、初心者でも育てられる生命力の強いものばかりだという。「植物を育てるのは、人生をより豊かにすること」だと語る浦部陽平代表に、植物への深い愛情と仕事への思いを語っていただいた。
 
 
 

癒やしを求めて植物生産・販売の道へ

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 大阪府池田市で植物の生産、販売を行う浦部陽向園さん。浦部代表のお父様も盆栽の販売をなさっているそうですね。
 
浦部 ええ。父や親戚が盆栽園を経営していたので、私は小さい頃から植物に親しんできました。また、植木の商売も間近で見ながら育ったんです。ただ、本格的にこの業界に入ったのは、一般企業に就職して2年後、激務から体調を崩したことがきっかけでした。精神的にも疲弊した中、癒やしを求めて、父のしている仕事に興味をもったんです。
 
畑山 実際に盆栽業界の仕事を始めて、あらためて感じたこともあったのではないですか?
 
浦部 植物についての自分の無知を痛感しましたね。お客様から栽培のノウハウやコツを教わることもしばしばで、「教わったことを記憶し、その場で実際に試してみる」の繰り返しでした。でも、通常なら習得に5年、10年かかると言われる知識やノウハウを、恵まれた環境のおかげで、すごく短期間で身につけることができたんですよ。その後、2016年7月に独立し、スモールファーマーズカレッジで農業の基礎や生き方を学びました。
 
畑山 教えてもらったことを実践するという浦部代表の素直な姿勢と、植物への愛情があるからこそ、成長も早かったんでしょうね。その成長の集大成として、2018年1月に開業したわけですか?
 
浦部 はい。植物に関する多様な知識やノウハウ、恵まれた環境、共感できる仲間を得た結果、オリジナリティのある植物を扱いたいと思ったんです。現在はミニ盆栽をはじめ、初心者の方でも気軽に植物に触れてもらいたいという思いから、部屋の中でも管理できる植物、ユニークなサボテン・多肉植物も積極的に販売しています。なかなかマニアックな品がそろっていますよ(笑)。