至近距離でも本物と錯覚するほどリアルな映像投影を実現した、株式会社ネクシィーズ・ワンダーウォールの藤原一秀代表取締役。独自に開発したスクリーンタイプによる3Dホログラムのステージ演出は、世界中に驚きと感動を与え絶賛されている。さらに、より身近な場面で利用可能な、新開発のフィルムタイプの商品・サービスも注目を集めているという。常に一歩先を見据え、立ち止まることなく、新しい挑戦を続ける藤原社長に事業に対する熱い思いをうかがった。
リアルな映像で圧巻のステージを演出

インタビュアー 城彰二(サッカー元日本代表)
藤原 はい。前回の取材後いろいろな環境の変化があり、ネクシィーズの社長に相談をさせていただいたんです。すると、ちょうどネクシィーズに本格的なエンタメ系の部門がなかったこともあったからか、2018年の2月にグループ参入という運びになりました。
城 だから社名にネクシィーズと入っているんですね。事業内容は引き続き独自技術による3Dホログラム制作とのこと。どのような場面で利用されているんですか?
藤原 アーティストのライブステージが多いですね。以前の会社でテレビCMやミュージックビデオの映像制作をしていたので、その技術を活かし、映像と3Dホログラムをセットにしたものをご提供しているんです。
城 普通は別々の会社に依頼しなければいけないところ、こちらでは映像を制作してスクリーンに投影するところまですべてお任せできるわけですね。
藤原 おっしゃるとおりです。しかも、3Dホログラムを制作している会社は他にもある中、弊社は映し出された映像がどこよりも本物に近いと自負しています。