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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 東京都出身。子どもの頃から釣りが好きだったことから、東海大学の海洋学部に進学。寮の先輩に誘われて山岳部に入ったことで登山に夢中になるも、結婚を機に区切りをつけ、海洋知識を活かすべく航路標識の設置会社に就職する。その4年後に道路標識関連の大手企業に転職し、4年半の経験を積んだ後に父が設立した(株)サンデンコーに入社。2015年に代表に就任した。【ホームページ
 
 
 
交通を補助し、人の命を守るのに欠かせない道路標識や交通情報板。これらを道路に設置する専門会社の1つが、株式会社サンデンコーだ。2015年、創業者である父の後を継いだ朝倉一朗氏は、代表取締役に就いて以降、社員の国家資格や休暇の取得などを後押しすることで、定年まで安心して勤められる環境づくりに力を入れている。それは「困ったときにはサンデンコー」と言われるだけの高い技術力を保ち続けるためであり、社会に貢献する企業であり続けるためだった。
 
 
 

機動力と技術力で特殊工事・難工事にも対応

 
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インタビュアー 矢部みほ(タレント)
矢部 道路標識や交通情報板、街路灯などの設置工事や保守・点検を主に手がけるサンデンコーさん。どれも人の安全を守る、大切な業務ばかりですね。
 
朝倉 そうですね。近年はカーナビが普及していますが、いくら技術が発達しても、道路から標識や情報板がなくなってしまうと事故につながります。弊社の業務は、どんなに形が変わったとしても、絶対になくならない仕事と言えるでしょうね。
 
矢部 そんなお仕事の中でも、サンデンコーさんならではの特色を教えていただけますか?
 
朝倉 他社にはできない特殊な工法にも対応し、どのような難工事も完成させることができる点でしょうか。高い技術を持った社員が集まっており、機動力もあるので、年度末になると他社さんの工事の応援に回ることもしばしばです。
 
矢部 それは頼もしい! では業界の中でも頼りになる存在なんだ。
 
朝倉 弊社のモットーは、工期を絶対に割らないこと。そして、「困ったときにはサンデンコー」と言っていただける存在であり続けることですから。
 
矢部 そのモットーを体現されているわけなんですね。ところで、御社の創業者は朝倉社長のお父様だとお聞きしました。創業したのはいつ頃のことだったのでしょうか。
 
朝倉 l986年の10月、ちょうど私が21歳のときです。当時は信号機の設置工事や防衛庁のアンテナ工事などを受注していました。現在は、大手元請け様からご依頼いただき、土木工事と電気工事を中心に、様々な現場の管理から施工まで一貫して手がけています。