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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 東京都出身。伊豆大島で生まれ、大自然とあたたかい島の人たちに囲まれて中学生まで過ごす。高校進学と同時に単身で本土に。大学在学中にスイミングスクールでアルバイトを始め、卒業を待たずして就職した。その後、同僚とスポーツ施設専門の管理会社を設立。建物清掃への業務拡大をきっかけに、(有)スポーツファンダメンタルズを新たに立ち上げた。【ホームページ
 
 
 
有限会社スポーツファンダメンタルズの磯山淳代表取締役は、スイミングコーチから社会人のキャリアをスタートし、独立後はスポーツ専門の管理会社を設立。清掃業務にも乗り出すなど、人との出会いを大事に、信頼関係を構築できるパートナーを増やすことで事業を拡大してきた。そんな磯山社長は「当社の強みはスタッフ」と言い切る。その自負はどのような取り組みを経て生まれたのか――同社の秘密に迫った。
 
 
 

施設専門業者から建物全般に範囲を広げて

 
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インタビュアー 城彰二(サッカー元日本代表)
 本日はスポーツファンダメンタルズさんにお邪魔しています。まずは簡単に事業内容を教えてくださいますか。
 
磯山 スポーツ施設の運営・管理や建物の清掃業を行っています。もともとはスポーツ施設専門の管理業者だったのですが、事業拡大をしてビルや商業施設の清掃業にも乗り出したんですよ。
 
 事業拡大をしたのには、何かわけがあるんでしょうね。
 
磯山 企業として行うべき人材の育成を考慮した時に、仕事の幅をあえて限定する必要はないと思ったんです。
 
 僕もサッカースクールの仕事をしていますが、確かに育成のことを考えると、ある程度、組織の規模は大きくないと難しいですよね。ちなみに2015年10月現在、スタッフは何名ほど在籍しているんですか?
 
磯山 パートさんを含めると、60名くらいですね。おかげさまで、法人化してからの業績も順調です。
 
 それは立派だなぁ! スポーツ施設って広いし設備も多いから、管理するのは大変だと思います。そもそもどうして、施設の管理事業を始めたのですか?
 
磯山 独立前にスイミングスクールでコーチとして働いていたのがきっかけです。大学時代にアルバイトをしていたスクールの生徒が素晴らしい子どもばかりだったので、働いていて楽しかったんですよ。それで、大学を中退してそのまま就職しましてね。