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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

優れた製品と人材の力で
人工芝の魅力を広める

 

プレゼン力や総合力に優れた人材を育てる

 
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本田 汚い芝の上でプレーするのは嫌だなあ(笑)。では、アスファルトの上に敷く場合はどうです?
 
山田 アスファルトやコンクリートでも表面が平らとは限りません。そういう状態を不陸と業界では言いますが、凹凸があると、水たまりができるんです。その上に人工芝を敷けば、当然、水がたまりますよね。
 
本田 そうなのか・・・。人工芝に水たまりができているグラウンドを時々見かけますが、あれは排水ができていない状態なのですね。
 
山田 その通りです。そこで、透水させるための層を人工芝の下につくったり、配水管を設置したり、透水アスファルトを敷いたりといった舗装の専門的な施工が必要になります。一般家庭のお庭や庭園では舗装の導入は難しいですから、路盤を敷き詰め転圧、砂で不陸修正といった整地工も必要です。だからこそ、施工は専門業者にお任せいただきたいんです。もっとも、専門業者であっても質の低い工事を行うところはありますので、注意が必要ですが・・・。
 
本田 御社に依頼すると安心なのでしょうが、遠方の方など依頼したくてもできない方も多いと思います。信頼できる施工業者はどのようにして選べばよいですか?
 
山田 専用の機械を所持しているかどうかも大事ですが、まずは優れた人材がいることが不可欠ですね。グラウンドの施工経験があるかどうか。そして、人工芝のカット技術は充分か。特に曲線をカットするのは高い技術が必要です。
 
本田 なるほど、よくわかりました。ですが、打ち合わせの段階で職人さんの質を確かめるのは意外に難しいですよね? どこの会社も「うちは技術力には自信がなくて・・・」なんて言わないでしょうから(笑)。
 
山田 一般的な職人というのは技術力が高いだけですが、当社スタッフは高いプレゼン力も持っている「営業技術者」です。つまり、お客様にきちんと質を説明できるのが強みですね。いっぽう、ただ単に「当社が一番」「確かなブランド」「最高級」というフレーズを多用する業者はプレゼン力があるとは言えず、押し売り状態になってしまうものですよ。
 
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顧客にプレゼンをしたうえで優秀なスタッフが施工する
本田 いますね~、そういう営業マン。「どうして一番なの?」って聞くとその根拠を答えてくれない(笑)。
 
山田 その反面、当社のスタッフは計算力、発想力を駆使して効率化や経費削減までを考えてご提案できるのが強みです。例えば夏の炎天下対策で人工芝を敷設したいなら「遮熱45」を、頻繁な稼働に耐えうる強い人工芝がよいというお客様には「プレミアム30」という商品を、コストを抑えたいなら「レギュラー30」をといった具合に、豊富な製品ラインナップの中からどうしてこの製品を選んだかを明確に説明できます。自分たちが売りたいと思う人工芝を勧めるのではなく、それぞれの商品の特徴を詳細にお伝えして、その中から用途に合わせてお客様に選んでいただくという姿勢で販売しているんですよ。それができる背景こそが、「現場経験」です。